・家族滞在ビザから定住者ビザへ変更しておくメリットは??

①家族滞在ビザのすごいところ

家族滞在とは、在留する外国人の方が扶養する配偶者や子が対象となる在留資格です。婚姻していることが前提ですので、内縁関係にとどまる場合は該当しません。

短期滞在・技能実習・研修・特定活動を除く者からの扶養を受けているもので、扶養受ける子は養子でもよく、成年者でもいいです。成人している永住者の子は対象になりません。

永住者のお子様が成人している場合に外国から日本に呼び寄せたいという問い合わせは多いですが、それはもうできません。

唯一成人している方を日本に在留させることが出来るのが、家族滞在です。

しかし、扶養に関する規定は厳しいので資金的な要件や実際に扶養できるかどうかも審査されます。

本人が十分就労できると判断されたら家族滞在の許可要件は満たさないので無条件で成人した子を日本に在留させれるビザではないことに注意してください。

②家族滞在から定住者に変更しておくメリット

家族滞在で日本に在留するもので、日本の義務教育の大半を受けて育ったものは、定住者の在留資格を取得できる可能性があります。
(小学校3年生から高校卒業までだいたい10年)

小学校から高校まで日本の教育を受けて育ったのだから、その子の考え方はほとんど日本人です。

定住者になれば就労制限がなくなるので、日本でどんな仕事にも就くことができますし、お子さんの将来を考えると高校卒業後すぐに申請しておくのがいいと思います。

入管法は厳しいですが、一定の外国人の方の人生を考慮してくれている特例は非常に多いです。